トヨタが新型「ハイエース」を発表。水素エンジンとハイブリッドシステムを搭載し、商用車としての性能向上を目指す。航続距離は250kmに増加したが、ドライバビリティに課題が残る。
この新型は、水素エンジンとハイブリッドシステムを組み合わせた「H2×HEV」仕様で、特に商用車としての実用性が強化されています。
水素エンジンは、V6-3.5Lツインターボをベースにしたもので、出力は120kW(約163.2ps)。
水素タンクは床下に配置され、ラゲッジスペースは通常モデルとほぼ同じです。
航続距離は約200kmですが、ハイエースの商用特性を考慮し、積載重量や乗車定員を犠牲にしない設計が求められています。
トヨタはこの課題を解決するため、内燃機関とモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用しました。
具体的には、シリーズパラレル式のTHSII(マルチステージハイブリッド)を搭載し、航続距離は250kmに増加、加速性能も向上しています。
ただし、バッテリーの搭載位置の制約から、乗車定員は11名に減少しています。
実際の試乗では、水素エンジンの特性として発進時の反応がやや遅れるものの、加速時には力強さを感じられました。
しかし、商用利用を考慮すると、ドライバビリティに課題が残る印象です。
試乗中、最後列のシートに同乗した際には、加速による揺れが気になり、荷物の安定性にも懸念がありました。
トヨタはこの新技術がハイエースの未来において重要な役割を果たすと考えており、今後の実用化に向けた取り組みが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/477dd839ddcc6dd70a16d7093f97e221bdec15c7
トヨタの新型ハイエースに水素エンジンが搭載されるというニュースに対して、ネット上ではさまざまな意見が寄せられました。
多くのコメントでは、水素エネルギーが日本の未来において重要な役割を果たす可能性があると期待されていました。
特に、EVが価格競争に入っている現状を考えると、水素は日本が主導権を握れる数少ないエネルギー源の一つとして注目されているようです。
原発や再生可能エネルギーの課題を指摘しつつ、水素の生成によってエネルギーの貯蓄が可能になる点が強調されていました。
さらに、安全保障の観点からも多様なエネルギー源を持つことが重要であり、水素がその一部となることが期待されていました。
トヨタには今後も頑張ってもらいたいという声も多く見受けられました。
また、ハイエースを利用している高齢者送迎の方からは、EVの導入を希望する意見もありました。
日常の走行距離が短いことから、EVの静音性や充電の利便性が評価されていました。
商用車やトラックにおいても、環境に配慮したハイブリッドや排ガスゼロの車両の開発が求められているとの意見もありました。
一方で、「スゴい」や「超スゴい」といった表現については、幼稚で低レベルだとの指摘もあり、コメントの質に対する意見も散見されました。
全体として、水素エンジン搭載のハイエースに対する期待と、環境への配慮が強く感じられるコメントが多かったです。