ロシア軍のミサイル攻撃に使用される北朝鮮製ミサイルの主要部品が欧米製であることが明らかになり、国連制裁の影響が問われています。
2023年にロシア軍が発射した194発の弾道ミサイルのうち、約60発が北朝鮮製の「KN23」であり、これにより少なくとも28人が死亡、213人が負傷したとされています。
特に8月から9月にかけて、弾道ミサイルによる攻撃が急増し、ウクライナ側はKN23の使用を指摘しています。
さらに、最近の市民団体の報告書によると、北朝鮮のミサイル「KN23」や「KN24」の主要部品は、米国、オランダ、英国などの西側の9社によって製造されていることが判明しました。
これらの部品の中には、昨年製造されたものも含まれているとされています。
取材班が訪れた研究所では、北朝鮮製ミサイルの誘導や飛行に関わる電子部品はすべて外国製であり、北朝鮮で製造されたのは腐食しやすい金属部分のみであると説明されています。
また、約7割の部品は米国の有名メーカーによって製造されており、その他にもドイツやスイス製の部品が使用されています。
北朝鮮へのミサイル部品の輸出は国連制裁で禁止されていますが、専門家によれば、北朝鮮が部品を入手した経路は不明であり、一部は中国企業を介して購入された可能性があるとのことです。
また、中国製の偽造品も含まれている可能性があると指摘されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e3bc02ff6b97dd2cec4218de1dd849536441086f
コメントでは、ロシア軍が北朝鮮製ミサイルに欧米製の部品を使用している実態について多様な意見が交わされました。
多くの人が、現代の技術では市販されている半導体やパソコンの部品が簡単に手に入るため、北朝鮮がミサイルの誘導システムを独自に組み立てることは可能であると考えていました。
特に、専門商社から入手できる部品を利用して、ある程度の技術を持つ人々がミサイルを作ることができるという意見がありました。
また、ロシアから北朝鮮への資源供給を遮断することが効果的だとの提案もありました。
経済制裁が十分に機能していないとの懸念も多く、密輸が続いている可能性が高いと指摘されていました。
さらに、北朝鮮がミサイルの飛行に必要な電子部品をどのように調達しているのかについての疑問も提起されました。
ロシアと北朝鮮の関係が強化されていることや、中国が部品供給の黒幕であるとの見方もありました。
全体として、技術の進歩が背景にある中で、経済制裁や国際的な取り締まりの効果に疑問を持つ意見が多かったです。