英国での日本の軽自動車の爆売れ情報は偽情報であり、実際には販売されていないと指摘されています。
この情報は、「英国で日本の軽自動車の販売が解禁され、今や高級車や電気自動車を上回る勢いで売れている」といった内容で、多くのユーザーが共有しています。
しかし、筆者はロンドンに赴任して以来、街中で日本の軽自動車を一度も見たことがなく、在英邦人や日本経済に詳しい英国人学者に尋ねても同様の反応でした。
また、日本の自動車メーカーに確認したところ、英国に軽自動車を正規輸出している企業は存在しないことが分かりました。
さらに、英自動車製造販売協会(SMMT)が発表する登録車種のランキングにも軽自動車は含まれておらず、並行輸入業者も市場を席巻するほどの輸入は行っていないと考えられます。
これらの事実から、SNSで流布されている情報は、実際には根拠のない「日本スゴイ」系の偽情報である可能性が高いと筆者は指摘しています。
外国からの日本に対する好意的な評価は嬉しいものですが、虚偽の情報を用いてまで自国を誇示することには疑問を感じると述べています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/bbf03e4369ec72630de8bb60a9394ae207e632f0
コメントの中では、英国で軽自動車が爆売れしているという報道に対して多くの懐疑的な意見が寄せられました。
特に、税制上の優遇がない限り、普通車よりも高価な軽自動車が売れるとは考えにくいという意見が目立ちました。
また、カントリーサイドでは低年式の軽トラが人気であることや、軽自動車のプラットフォームを利用した車両が他国での需要を満たしていることが指摘されました。
しかし、一般的には軽自動車が英国で実際にどれほど売れているのかは不明であり、販売台数が少ないのではないかという意見もありました。
さらに、YouTubeなどのメディアで「日本スゴイ」といった内容が多く取り上げられる一方で、その情報の信憑性に疑問を持つ声もあり、誇張された情報が広がることに対する警戒感が強いことが伺えました。
日本の軽自動車が英国でニッチな人気を持つ可能性はあるものの、それが爆発的な売れ行きに繋がっているとは考えにくいという意見が多かったのです。
全体として、軽自動車に関する報道が誇張されているのではないかとの懸念が強く、情報の正確性が求められていました。
ネットコメントを一部抜粋
税制上の理由がない限り、普通車より高価な軽の新車がヒットするとは常識的にも考えづらい。
まあ、メリットは軽の小さいだけだからな、日本以外で税制優遇なんて無いし。
日本でも、ミツオカの自動車が大人気で、新型車は発売発表からわずか10日で受付枠が埋まったというニュースがあるが、ミツオカ車が走行しているのは滅多に見ることはない。
この手の「日本スゴい」動画を1度見ると、次々と連鎖的に「日本スゴい」動画が紹介されてくる。
確かにYouTubeを見てると軽自動車がイギリスを中心にヨーロッパやアメリカで大人気との作品が異常に多い。