トヨタがハイブリッド車に注力し、韓国や米国での市場シェアを拡大。EVの成長に懐疑的な豊田会長の見解も影響。
要約すると近年、トヨタがハイブリッド車に注力している背景には、世界の自動車市場における内燃機関車と電気自動車(EV)の利点を併せ持つハイブリッド車の需要が急増していることがある。
特に、韓国やアメリカの市場でハイブリッド車の販売台数が大幅に伸びており、トヨタはその恩恵を受けている。
米国のエネルギー情報局(EIA)のデータによると、2024年第3四半期には米国の軽車両部門でEVとハイブリッド車、プラグインハイブリッド車が占める割合が21.2%に達し、その中でハイブリッド車は過去最高の10.6%を記録した。
これは2020年までは2%前後だったことを考えると、急激な成長を示している。
トヨタは、米国市場でのハイブリッド車の販売を前年同期比34%増の127万1000台に引き上げ、その58%のシェアを占めている。
特に、昨年発売されたハイブリッド専用モデルのカムリが販売を牽引している。
トヨタの豊田章男会長は、EVの成長に対して懐疑的であり、内燃機関車も生き残ると予想している。
彼はEVのシェアを最大30%と見込んでおり、ハイブリッド車の重要性を再認識させる結果となっている。
自動車業界全体で、現代自動車もハイブリッド車の生産を増加させる方向にシフトしており、トヨタの戦略が業績改善に寄与していることが明らかになっている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1df72e459141319193d21e82cfb24d94d81a7e5b