ロシアがウクライナ経由のガス輸出を停止、欧州への影響が懸念される。
この決定は、昨年12月31日をもって終了したウクライナとガスプロム間のガス通過契約に起因しています。
ウクライナのエネルギー省も同様に、ロシア産ガスの輸送が停止したことを確認しました。
ロシアのウクライナ侵攻後も、オーストリアやハンガリー、スロバキアなどのEU加盟国はロシアからのガス購入を続けていましたが、ウクライナ経由の輸送が停止することで、これらの国々のエネルギー供給に影響が出る可能性があります。
ロシア側は通過契約の延長を望んでいたものの、ウクライナ側はこれを拒否していました。
この状況は、欧州のエネルギー政策や供給の安定性に新たな課題をもたらすことが予想されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c3d66559c4989cb775e7e00a0754f675549f06c1
ネットのコメントでは、ロシアのウクライナ経由ガス輸出停止がEUに与えた影響について多様な意見が寄せられました。
まず、ロシアがEUに供給していた天然ガスが開戦前の45%から2023年には15%にまで減少し、さらなる減少が見込まれていることが指摘されました。
特に、ハンガリーやスロバキアがウクライナ経由の供給停止による影響を受けることが懸念されていましたが、ギリシャで受け入れたLNGを再ガス化して送る「垂直回廊」の工事が進んでいるため、短期的な混乱は避けられないものの、代替供給が可能であるとの意見もありました。
また、アメリカの液化天然ガス(LNG)の需要が高まる中、ウクライナがロシアとの契約を更新しなかったことが、結果的にアメリカの利益を促進する形になったのではないかとの疑念も示されていました。
さらに、戦争の影響で一般庶民が苦しむ一方で、各国政府が利益を得ているとの指摘もあり、戦争の長期化がもたらす経済的な影響に対する懸念が強まっていました。
全体として、ウクライナのガス供給の変化がEUのエネルギー政策に及ぼす影響や、戦争の経済的な帰結に対する意見が多く見受けられました。