ウクライナのポクロウシクがロシア軍の攻撃に直面。新たに155独立機械化旅団が配備され、守備隊は強化されるが、ロシア軍の圧力は増している。
ここにはかつて約6万人が住んでいたが、現在はウクライナ軍の兵士たちがほとんどを占める状況だ。
ウクライナ人ボランティアのデニス・フリストウは、ポクロウシクの街に漂う「嵐の前の静けさ」を感じており、その嵐はロシア陸軍第90親衛戦車師団による攻撃を指している。
この部隊は、数十の旅団や連隊から成り立ち、総勢約7万人の兵力を持つ。
彼らは2025年初頭までにポクロウシクを占領することを目指しているが、ウクライナ軍の守備隊はその規模がはるかに小さく、最大2000人規模の12個の旅団にも満たない。
最近、ウクライナ軍は新たに陸軍第155独立機械化旅団をポクロウシク近郊に配備し始めた。
この旅団はドイツ製のレオパルト2戦車やフランス製のカエサル自走榴弾砲を装備しており、フランスとポーランドで訓練を受けた後の配備である。
ロシア軍はポクロウシクへの攻撃を開始しようとしており、最も近い部隊は市から約6kmの地点に位置している。
ロシアは1300kmに及ぶ戦線で攻撃を展開しており、ポクロウシクに向けた攻撃もその一環とみられる。
ウクライナの防衛戦略センターは、ロシア軍が市の南側に防御線を形成するために前進を図っていると分析しており、この新たな防御線が形成されると、ウクライナ軍がポクロウシクを増援したり攻囲を解いたりするのが難しくなる恐れがある。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1f2171f0aed50c9f6d732a3a196b9af5263bc805
コメントでは、ウクライナのポクロウシク防衛に関する懸念が多く表明されていました。
特に、長期化する戦闘がウクライナにとって不利に働く可能性が指摘され、ロシア軍が兵站を切断し、ウクライナ軍が撤退を余儀なくされる状況が想定されていました。
具体的には、幹線道路が遮断されることにより、ポクロウシクの防衛部隊が困難な状況に追い込まれるとの見解がありました。
また、近郊の要衝であるクラホヴェが陥落したことが報告され、ウクライナ軍の戦意の低下も懸念されていました。
さらに、ロシア軍の攻勢が続く中で、ウクライナ軍がどれだけ持ちこたえられるかが焦点となっていました。
両軍の損耗状況についても、ウクライナ軍が数十万単位の戦死者を出しているとの意見があり、戦争の消耗戦的な側面が強調されていました。
全体として、ポクロウシクでの戦闘がウクライナ戦争の転換点になる可能性があるとの見方や、停戦合意に至ることを願う声もありました。