金正恩委員長が新年のメッセージを発信せず、公演を観覧。娘ジュエ氏が同行し、韓国への攻撃的な姿勢は見られない。北朝鮮の国際関係は緊迫化している。
この公演には、金委員長の娘であるジュエ氏が隣に座っており、朴泰成首相などの幹部も参加していた。
昨年の慶祝公演では金委員長が「尊敬するお子様と女史」と同行したことが報じられたが、今年は特に言及されなかった。
金正恩委員長は、昨年の年末全員会議で「核武力を含むあらゆる手段を動員し、南朝鮮の領土を平定する」とのメッセージを発信しており、韓国に対して攻撃的な姿勢を見せていた。
しかし、新年慶祝公演の前の全員会議では対南メッセージがなく、米国に対して「最強硬対米戦略」を宣言したものの、具体的な内容は明らかにしなかった。
これは、トランプ次期大統領就任後の朝米対話再開の可能性を考慮した内部的な対応の準備と見られる。
また、北朝鮮はロシアとの関係を強化し、対米交渉力を高める意図を示しており、戦場での北朝鮮軍の死傷者が大規模に発生している中、追加の派兵も考えられている。
さらに、金正恩委員長に送られた年賀状の報道では、中国の習近平国家主席に対する扱いが他の友好国首脳と並列され、意図的に待遇が格下げされた可能性がある。
このように、北朝鮮の国際関係は緊張感を増しており、特に韓国および米国との関係においては慎重な姿勢が見受けられる。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7963abbf12466e924644e6a03554b6b3b6d13335
金正恩が新年公演でメッセージを発信しなかったことに対するネットのコメントは、主に国民や兵士の苦境に対する懸念が表れていました。
多くのコメントでは、金正恩が自国の兵士を他国の戦争に派遣し、多くの戦死者を出すことに対しての怒りや悲しみが感じられました。
特に、若い兵士を戦場に送りながら、自らは演劇を鑑賞している姿勢に対する批判が強く、兵士の家族からの不満が出るのではないかという指摘もありました。
また、国民が飢えや寒さに苦しんでいる中で、金正恩が何のメッセージも発信しないことに対する疑問も多く寄せられました。
このような状況から、国内情勢が不安定であり、クーデターの可能性が高まっているとの意見も見受けられました。
さらに、北朝鮮と中国の関係が冷却化していることや、ロシアとの関係が強化されていることについても言及されており、国際情勢が北朝鮮に与える影響を懸念する声もありました。
全体として、金正恩体制への不安や批判が色濃く表れていたことが特徴的でした。