日産の経営危機とホンダとの協業の行方

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日産とホンダが経営統合の基本合意を締結。しかし、日産は利益が90%減少し、CEO報酬のカットや大規模な人員削減を発表。復活にはブランド再建が必要と指摘。

要約すると2024年12月23日、日産とホンダは経営統合に向けた基本合意書を締結した。

日産の元開発者である筆者は、この協業が日産救済のためではないというホンダの立場を理解しつつも、日産の現状に深い失望を感じている。

日産は、ホンダとの協業を通じて経営再建を図る必要があるが、そのためにはまず自社のブランド再建が不可欠である。

2024年3月に発表されたホンダとの協業に続き、8月には三菱も加わることが決定し、相互補完が期待されていた。

しかし、2024年11月の中間決算で日産は連結営業利益が約90%減少したと発表し、CEOは報酬を50%カットし、北米やアジアでの大規模な減産と9,000人規模の人員削減を計画している。

コロナ禍の影響で生産が滞り、販売不振が表面化しなかったが、他社よりも高い販売奨励金をかけても販売が伸びなかったのは、商品魅力の欠如が原因である。

ゴーン氏の時代に作られた「悪しき文化」が今も影響を及ぼしており、役員たちはその是正に時間を費やす機会があった。

現在の経営陣には責任が重く、CEOの報酬半減では済まされない状況だ。

日産の復活には、明確な戦略とブランドの再構築が必要であり、経営統合の成果が期待されるが、日産自身の努力が不可欠であることを強調している。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/76cd01057e5f59c994ea2b70cc5180d96759751b

ネットのコメント

日産自動車の経営危機やホンダとの協業についてのコメントは、日産の過去の栄光と現在の厳しい現状を対比させるものが多く見られました。

かつて「技術の日産」として知られていた同社が、販売力を失い、経営不振に陥っていることを嘆く声が上がりました。

特に前年に比べて90%の減益を記録し、9000人のリストラ計画があることは、資金繰りの厳しさを示していると考えられています。

経済産業省が日産を救済するためにホンダとの経営統合を提案していますが、ホンダ側は日産が自力での再生を果たさなければ統合には応じないと明言しており、これは日産にとって非常に難しい課題であるとされています。

コメントの中には、日産の経営陣が顧客や市場のニーズに応えられず、商品開発プロセスが停滞していることへの批判もありました。

特に、役員の意向によって商品開発が妨げられる状況や、経営判断の遅れが指摘され、企業文化の改善が求められています。

また、ホンダとの協業が実現しなければ、日産の未来はさらに暗いものになる可能性があるとの懸念も示されていました。

全体として、日産の再生には多くの課題が残されており、経営陣の責任が問われるコメントが多く寄せられました。

ネットコメントを一部抜粋

  • 日産の経営はプロダクトアウトの典型なのだろう。

  • 新型車開発は、部長以下の多くの担当者が一丸となって、販売地域から多くの声を拾い、車両企画を立案し、デザインモックや試作車の作成など、多大な準備を行っていく。

  • 日産不振の原因にストロングハイブリッドを投入できていないとか国内のラインナップが貧弱とか確かに原因のひとつとは思いますがやはりエクステリアデザインが受け入れられてないのが主な原因じゃないでしょうか?
  • 目標コストや性能目標が達成出来なければ、その商品開発はストップしたり仕様見直しがされるのはどのメーカも同じだと思います。

  • 日産のディーラー改革が必須

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