ロシアがウクライナのATACMSミサイルを迎撃し報復を予告。緊張が高まる中、プーチン大統領は核ミサイルでの反撃を示唆。
このミサイルは米国が提供したもので、射程は約300キロに及びます。
ロシアはウクライナによるATACMSの使用を重大なエスカレーションと見なしており、国防省は声明の中で、ロシアの防空システムがATACMSとドローン72機を撃墜したと述べました。
さらに、「西側の支援を受けたこのような行動は報復を受けることになる」と警告しています。
バイデン米大統領は、ロシアが北朝鮮部隊を戦闘に投入したことへの対抗措置として、ウクライナによるATACMSの使用を承認しました。
これに対し、ロシアのプーチン大統領はATACMSを使用した攻撃に対して核搭載可能な新型弾道ミサイル「オレシュニク」で報復する意向を示し、首都キーウを狙う可能性にも言及しています。
オレシュニクは過去にウクライナ中部ドニプロへの攻撃に使用されたことがあります。
また、ロシアの国営タス通信によると、ウクライナからのドローン攻撃により、レニングラード州のサンクトペテルブルク空港には一時的な制限措置が導入されました。
レニングラード州の知事は、同州で「記録的な数のドローン」が撃墜されたと報告しています。
一方、ウクライナ空軍は、ロシア側がイラン製のドローンを含む81機を発射し、そのうち約34機が迎撃されたと述べています。
このような状況は、孤立状態にあるロシアにとって経済的、軍事的存続のよりどころであるレニングラードの港湾が標的となる中で、緊張が高まる一因となっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f20adc65a8292c3366d87306b5f3df388ed668d1
ロシアがATACMSを迎撃したと発表したことに対し、ネット上のコメントは多岐にわたりました。
多くのコメントは、ロシアの報復の意向に対する疑念や、実際の戦況に対する懸念を示していました。
特に、ロシアが報復を予告することが多い一方で、実際には大規模な攻撃を行っていないことが指摘され、これは外部から見た印象として「やるやる詐欺」のように映るという意見がありました。
また、ウクライナ側の攻撃が軍事関連に限られるのに対し、ロシアの報復は無差別攻撃であるといった批判も目立ちました。
さらに、ATACMSの迎撃が本当に成功したのか疑問視する声や、ウクライナ軍の兵力や資金の枯渇を懸念する意見も多く見受けられました。
全体として、国際情勢の緊迫感や、両国市民の早期平和への願いが強く表現されていたことが印象的でした。