ホンダと日産が経営統合を発表し、三菱も参加を検討中。日産は業績悪化に直面し、9000人のリストラを実施。ホンダ主導の統合が自動車業界に与える影響が注目される。
昨年12月23日に行われた記者会見では、両社の社長が統合協議の開始を発表し、2024年6月までに最終合意を目指す方針を示した。
この統合の背景には、日産の厳しい業績がある。
特に北米市場での苦戦が顕著で、昨年9月の中間決算では営業利益が前年同期比で90％減少し、9000人のリストラを発表するなど、経営危機が深刻化している。
日産はかつてEVのパイオニアとして「リーフ」を世に送り出したが、現在はテスラやBYDといった新興メーカーに追い抜かれ、EV市場での競争力を失いつつある。
さらに、ハイブリッド車市場においても、トヨタやホンダの強力なハイブリッド技術を持たないため、戦略的な遅れが指摘されている。
このような状況下での統合は、ホンダが主導する形となり、持ち株会社を設立する計画が浮上している。
日産内部では、従業員の間にホンダに吸収されることへの不安や落胆の声も広がっている。
自動車業界は現在、100年に1度の大変革期に直面しており、ホンダと日産の統合がこの流れをどう変えるのか、今後の展開が注目される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/19a94c75a6e18b8901927c0280afb6b2aa3bef46
日産とホンダの経営統合に関するコメントでは、日産の経営不振が深刻であり、前年に比べて90%の減益を記録したことが指摘されました。
また、9000人のリストラ計画が報じられ、資金繰りの厳しさが伺えました。
日産の新車開発が遅れていることも強調され、特に売れ筋の新型車を長期間投入しなかったことが業績に影響を与えたとされました。
さらに、日産が過去に持っていた人気車種を廃止したことが逆効果となり、消費者からの反発もあったようです。
ホンダとの統合については、日産が自力での業績回復を達成できない限り、統合は難しいとの意見が多く、今後の成り行きに不安を抱く声がありました。
また、統合によって新規参入企業やベンチャー企業が減少するのではないかという懸念もあり、経済全体への影響についても考慮されていました。
コメントの中には、ホンダが主導権を持つことで日産側が負担を強いられるのではないかという意見や、文化の統合が難しいとの指摘もありました。
全体として、両社の統合が新たな競争力を生むことへの期待と不安が入り混じる状況が浮き彫りになっています。
ネットコメントを一部抜粋
日産の経営不振は正に崖っぷち状態ではないかと思います。
新車の開発期間というのはだいたい4年程度。
統合して財閥企業がどんどん増えるだけですからね。
クルマ作りの方向性を見極める人がトップにいなければ、経営統合しようがうまくいかないのではないかと危惧する。
合併して規模を小さくする、特にメキシコ、アメリカ、そして日本の生産規模、間接部門、開発部門の規模を3割減らして、販売台数を2割減らす、そして利益を増やすみたいな効果しか得られないだろうな。