BRICS首脳会議が示す多極主義の進展と影響力

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10月にロシアのカザンで開催されたBRICS首脳会議には36カ国が参加し、カザン宣言で経済制裁撤廃を求める内容が採択されました。BRICSは多極主義を推進し、国際政治での影響力を強めています。

要約すると10月22日から24日まで、ロシアのカザンで開催されたBRICS首脳会議には36カ国が参加し、そのうち22カ国が首脳級で出席しました。

この会議は、今年1月に新たに4カ国が加盟し、BRICSが9カ国に拡大してから初めての首脳会議です。

会議では「カザン宣言」が採択され、ウクライナに対するロシアの侵攻やイランに対する経済制裁が「国際法に反する一方的なもの」として撤廃を求める内容が盛り込まれました。

また、世界銀行とIMFの改革も求められ、BRICSとの関係強化を目指す新たな「パートナー国」の資格が設けられることも発表されました。

新たに13カ国がこのパートナー国に指定され、グローバルサウスに対する関心を歓迎する姿勢が示されました。

プーチン大統領は、BRICSが政治や経済の面で大きな可能性を持つと述べ、習近平主席はBRICSを西側に対抗する多極主義の防波堤として位置づける意向を示しました。

BRICSは、21世紀において南の新興国としての存在感を増し、G7に対抗する力を持つ集団として成長しています。

G20では、グローバルサウスの国々が連続して議長国を務めることになり、これにより国際政治におけるBRICSの影響力がさらに強まることが期待されています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1a471886451a698303ebae1527322e4c321dbd5e

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