トランプ大統領の就任演説では、圧勝を背景に自信を示し、製造業復興や不法移民対策を強調。また、バイデン政権への敵意も露わにした。外交面では強い軍隊の構築を訴えた。
要約すると米共和党のトランプ大統領が20日に行った就任演説は、昨年11月の大統領選での圧勝を背景に、自信に満ちた政権運営の姿勢を示しました。
演説は約30分間にわたり、米国の繁栄や復活を強調し、今後4年間の政策方向を明示しました。
トランプ氏は、製造業の復興を掲げ、「私は自信と楽観的な見通しをもって大統領に復帰する」と述べ、特に不法移民対策と国境管理の強化に重点を置きました。
また、エネルギー生産の拡大に言及し、米国が「地球上のどの国より大量の石油とガスを埋蔵している」と力説しました。
バイデン前大統領が推進した電気自動車(EV)政策を撤廃する意向も示しました。
外交・安全保障面では、トランプ氏は「かつてないような世界最強の軍隊を築きあげる」と主張し、ロシアによるウクライナ侵略戦争の終結を訴えました。
しかし、演説中にはバイデン政権への敵意が随所に見られ、「生活のあらゆる局面に人種と性別を組み込もうとする政策を終わらせる」と断言し、多様性・公平性・包括性(DEI)の推進を停止する意向を表明しました。
さらに、LGBTQの権利に関しては、「性別は男性と女性の2つだけであることを政府の公式方針とする」と宣言しました。
これに対し、バイデン氏は聴衆の拍手に加わらず、冷静な表情を崩さなかったことが印象的でした。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/15dfcece35534a9f1111187c82dc317e7760f81b