茨城交通が国内初の中型バスによるレベル4自動運転の営業運行を開始。約6.1kmの専用道で実施し、2026年度には無人運行を目指す取り組みが注目されています。
要約すると茨城交通は、国内初となる中型バスでのレベル4自動運転による営業運行を2月3日から開始すると発表しました。
この取り組みは、ひたちBRTの専用道区間約6.1kmで実施される予定です。
同社は2024年12月18日に茨城県公安委員会から特定自動運行許可を取得し、2025年1月24日には茨城運輸支局から旅客自動車運送事業の計画変更認可を受けました。
これにより、国内で初めて営業車両としての特定自動運行が可能となります。
この自動運転は、おさかなセンターから多賀駅前までの約8.7kmのうち、南部図書館から河原子（BRT）間の約6.1kmで実施され、国内最長距離でのレベル4運行となります。
使用される車両は、いすゞ自動車の『エルガミオ』をベースにしており、最大速度は約40km/hで走行します。
車両にはLIDAR、カメラ、ミリ波レーダーなど最新のセンサー技術が搭載されており、運転手が不要な無人営業運行を2026年度中に目指しています。
この取り組みは、経済産業省が策定したデジタルライフライン全国総合整備計画のアーリーハーベストプロジェクトにも選定されており、将来的には一般道路への拡張も視野に入れています。
自動運転技術の実用化は、運転手不足の解消や地方の公共交通維持など、社会課題の解決に大きく貢献すると期待されており、茨城交通の取り組みは日本の公共交通の未来を切り開く先駆的な事例となるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7bbaa503f96856378843b31d515c7131461a4efb