マツダ、タイで新型SUVとEV生産へ

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マツダは2027年からタイで小型SUVのHVを生産し、EV「マツダ6e」を含む5車種を投入。現地市場強化とアジアへの輸出機能を整備する計画です。

要約するとマツダは2023年10月14日、タイで2027年から小型SUVのハイブリッド車(HV)を生産することを発表しました。

このプロジェクトには50億バーツ(約226億円)の投資が行われ、年間10万台の生産能力を目指しています。

タイにはこの小型SUVに加え、電気自動車(EV)「マツダ6e」など5車種を投入し、現地市場の販売を強化しつつ、日本を含むアジア地域への輸出機能も整える計画です。

同日、バンコクで行われた会見では、中長期の事業計画や「ブランド価値経営」に関する内容も発表されました。

タイ工場「オートアライアンス(タイランド)」の改修や電池の現地調達を進め、年産10万台規模の「電動小型SUV製造ハブ」を整備する方針です。

タイ市場では、2027年までにBセグメントのSUVなどHV2車種、マツダ6eなどEV2車種、プラグインハイブリッド車(PHV)1車種を販売する予定です。

なお、HVは同社独自のシステムを採用する見込みですが、次期型「CX-5」に搭載されるシステムとは異なるとのことです。

タイ政府は2030年までに国内生産車の3割をゼロエミッション車とする方針を掲げており、中国メーカーがEV市場で攻勢をかけている中、マツダもこの政策を追い風にしています。

しかし、現在の新車市場は家計債務比率の高まりによるローン審査の厳格化などで低迷しており、マツダのタイ販売も2024年4〜12月期に前年同期比44%減と苦戦しています。

マツダは2025〜2027年を電動化への移行に向けた第2フェーズとし、各地の需要や規制に応じた多様な電動パワートレインを提供し、タイを輸出拠点として活用することで工場の稼働率を高める方針です。

毛籠勝弘社長は「地元サプライヤーとの協力関係を強化し、技術移転を促進する。

高品質な電動化車両生産のための強固な基盤を確立していく」と述べています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/cefd8a83ee2293b52793ee600c6fb5a4d360cbde

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