零跑汽車が新型SUV「B10」を業界最安値で発売。自社開発の新アーキテクチャを採用し、技術革新とコスト効果を追求。海外市場への展開も計画中。
このモデルは、価格が10万9800元から13万9800元(約230万~290万円)で、特にLiDAR搭載モデルは12万9800元(約270万円)という業界最低価格を実現しています。
B10は4月に発売され、納車も開始される予定です。
また、輸出用モデルも年内にリリースされる見込みです。
零跑汽車は自社開発の新しいアーキテクチャ「LEAP3.5」を採用しており、統合度やスマート機能が向上しています。
この新アーキテクチャでは、コックピットとドライビングシステムの統合制御が実現され、通信の遅延を数秒レベルに抑えることが可能です。
さらに、ハーネスの総延長を996メートルに短縮し、電子制御ユニット(ECU)を22個に減らすことで、エネルギー消費を25%削減しています。
B10では初めて自動運転用の「Snapdragon 8650」を搭載し、スパース計算の性能は200TOPSに達し、消費電力は半分に抑えられています。
トヨタ自動車の合弁会社がLiDAR搭載のSUVを発売した直後に、零跑汽車はその記録を塗り替える形で注目を集めています。
零跑汽車のシニアバイスプレジデントは、Bシリーズの販売台数がCシリーズを上回ることを目指していると述べており、2024年の納車台数は前年から103.8%の増加を見込んでいます。
創業者の朱江明CEOは、技術革新とコスト効果的な価格設定が成長の要因であるとし、自社を「自動車界のユニクロ」と位置付けています。
今後は技術を他社に提供する計画もあり、海外市場への進出も進めています。
特に、欧州市場においては現地製造を目指しており、2026年上半期には工場の稼働を目指しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/cc4d21c7fd221ea268a543dfd172f3bd44e22675
中国のEVメーカー零跑汽車が新型SUVを業界最安値で発表したことに対し、ネット上では多様な意見が寄せられました。
多くのコメントは、中国メーカーの価格競争力やその背景にある国内市場の成長について触れていました。
特に、PHEV(プラグインハイブリッド車)の販売が好調であり、これがEV市場における中国の躍進を支えているという見解が多く見られました。
また、日本の自動車業界に対する懸念も多く、日本が変革に乗り遅れているという指摘がありました。
さらに、EVの性能向上に伴い、消費者のEVに対する懐疑心が薄れてきているとの意見もありました。
加えて、LiDAR技術や自動運転に関する期待と懸念が語られ、日本車の技術力に対する期待感も示されていました。
一方で、中国製EVに対する偏見や不安も残っているようで、消費者の意識の変化が求められていることが伺えました。
全体として、価格競争が激化する中で、中国メーカーがどのように市場をリードしていくのか、今後の動向に注目が集まっています。
ネットコメントを一部抜粋
日本はかつて日本国内をテスト市場として世界に出ていった。
中国が上手く世界に売れるきっかけに国内販売を順調に行えたことがあると思います。
LiDAR搭載モデル今後も増えて行くのは良い事たけど、LiDARはいわゆる「目」だけなので。
この価格で輸出されたら日本車勝てん。
BYDの質感はヤバい!いい車!