日産が新型マイクラを2025年にEVとして発表。欧州市場向けに電動化戦略を強化し、新型リーフやキャシュカイも投入予定。
この新型マイクラは2025年に電気自動車(EV)として登場し、ルノーとの協業により生産されることが決まっています。
かつて日本で『マーチ』として知られていたこのモデルは、現行型へのモデルチェンジは行われず、日本市場からは撤退していますが、新型マイクラは「大胆なスタイルとシンプルさを兼ね備えたコンパクトなデザイン」という特徴を持っています。
このデザインはロンドンの日産デザインヨーロッパで開発されました。
新型マイクラは、ルノーの『R5』と共有する「アンプRスモール」プラットフォームを使用し、40kWhと52kWhの2種類のバッテリーを搭載します。
航続距離は400kmを超える見込みで、フランスのドゥエにあるアンプシティ工場で生産され、2025年内に販売が開始される予定です。
この新型マイクラの登場は、日産の電動化戦略にとって重要な一歩となるでしょう。
さらに、日産は2025年までに新型マイクラを含む3車種の新型電気自動車を欧州市場に投入する計画です。
もう1つの新型EVは、SUVテイストを加えた新型『リーフ』で、これは日産の「CMF-EV」プラットフォームを基に開発され、イギリスのサンダーランド工場で製造される予定です。
この工場は「EV36Zero」プロジェクトの一環として、電動車、再生可能エネルギー、バッテリー生産を統合する拠点となります。
また、第3世代のe-POWER技術を搭載したコンパクトクロスオーバー『キャシュカイ』も投入され、排出ガス削減や燃費向上が期待されています。
2026年には新型『ジューク』がEVとして登場予定で、これはジャパンモビリティショー2023で発表された『ハイパーパンクコンセプトカー』が市販型のヒントになるとされています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/20a541a2d723d7266ccec0212fb7dacd41bc79c9
日産の新型マイクラEVの発表に関するコメントでは、電動化戦略や充電インフラの整備不足が多くの人々に懸念されていました。
特に、日本国内でのEV普及には、ガソリンスタンドと同等の充電施設が必要であるとの意見がありました。
また、日産が内燃機関と併用で販売しなければ企業としての存続が難しいといった意見もあり、他社のハイブリッド車との競争において、日産のEパワー技術のさらなる開発が求められていました。
さらに、日産はEV戦略の失敗による財政危機に直面する可能性があるとの指摘もありました。
欧州では日本製EVが売れている一方で、中国のEV技術を流用することが市場での成功に繋がるのではないかとの意見もありました。
日本市場での新型車投入に対する期待は薄く、特に新型エルグランドの販売台数が厳しいと予想されていました。
全体として、日産の新型マイクラEVに対する期待感とともに、現実的な課題や懸念が浮き彫りになっていました。