スターマー英首相は、ロシアのプーチン大統領が和平交渉で「駆け引き」を行っていると非難し、制裁を強化すべきだと訴えました。ウクライナ支援の会合で、各国が一致して経済的圧力を維持する必要性を強調しました。
彼は、ロシアを交渉テーブルに引き出すためには、西側諸国が制裁を緩和するのではなく、逆に強化すべきだと訴えました。
この会合には、30カ国とEU、NATOのリーダーが参加し、スターマー氏は「今は制裁を後退させる時ではなく、強化する時だ」と強調しました。
また、ウクライナの和平交渉には具体的な枠組みと期限が必要であり、ロシアに対する経済的圧力を増し、新しい厳しい制裁を導入することで、ロシアが本気で交渉に臨むよう圧力をかける必要があると述べました。
スターマー氏は、ウクライナにおける公正で持続可能な和平を求める声がかつてないほど強まっているとし、欧州全体が団結していることを強調しました。
会合では、アメリカは参加していないものの、イギリスは「ウクライナ防衛コンタクト」グループの次回会合で議長を務め、ウクライナへのさらなる軍事支援を提供する意向を示しました。
スターマー氏は、ロシアがウクライナに対して壊滅的な攻撃を続けていることを指摘し、プーチン大統領の約束は「空虚」だと述べました。
フランスのマクロン大統領も、制裁解除の時期はまだ来ていないとし、欧州各国が一致して経済的圧力をかけ続ける必要があると強調しました。
さらに、ウクライナでの停戦後に欧州部隊が攻撃された場合には、通常の交戦の枠組みで対応する意向も示しました。
イギリスとフランスは、停戦後のロシアの再侵略を抑止するためにウクライナに部隊を派遣する計画を進めていますが、派兵に対する国内の反発を懸念する国も多く、現実には派兵の可能性は低いとの見方もあります。
イタリアの首相は国連軍の一部としての派兵案を提案しており、ロシア側は欧州軍の駐留が直接衝突を招く危険性があると警告しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4c318cc2d0ccb1fee74a5e615c310184d8d02a48
コメントは、スターマー首相がプーチン氏の和平交渉に対して非難したことを受けて、ウクライナの現状や国際的な支援の影響について多様な意見が寄せられました。
多くのコメントでは、ウクライナの物資や兵士の不足が深刻であり、アメリカの支援が減少することでウクライナの降伏が近づいているとの懸念が示されていました。
また、ロシアの勝利が確実視される中で、プーチン氏が自国に不利な条件を受け入れることはないとの見方もありました。
さらに、スターマー首相の発言が現在の状況を的確に示しているとの意見や、プーチン氏を戦争犯罪人と見なす声も上がりました。
停戦交渉については、表向きは停戦を目指しているものの、実際には米露間での力のバランスに基づいた交渉が行われているとの指摘もありました。
停戦条件が明確にならない限り、実質的な進展は難しいとの意見もあり、特にロシアに対抗するためには軍事力の強化が必要だとの声がありました。
全体として、国際社会の対応や各国の立場に対する疑問や批判が多く見られました。