プーチン大統領の秘策:アゼルバイジャン経由のロシア産ガス輸送計画の浮上

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プーチン大統領がCOP29でアゼルバイジャン経由のロシア産ガスの継続輸送計画を提案。経済依存度が高いアゼルバイジャンの戦略が浮き彫りに。

要約するとロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)が開催されるアゼルバイジャンのバクーに、過去最大の900人の代表団を派遣した。

この大規模な参加は、COP28の倍に相当し、ロシアのエネルギー政策を強調する場となった。

ミハイル・ミシュスチン首相は、会議の中で低排出エネルギーへの移行が低所得国の発展に影響を与えないことが重要であると述べ、天然ガスを温室効果ガス排出ゼロに向けた過渡的エネルギーとして位置づけた。

プーチン氏は、化石燃料推進派のドナルド・トランプ次期米大統領の復活を歓迎しつつ、ウルトラC級の秘策を持っているとされる。

具体的には、ウクライナ経由のロシア産ガスパイプラインが遮断された後、アゼルバイジャンが中欧のスロバキアにガスを販売する提案を行った。

この計画では、アゼルバイジャンの国営エネルギー会社ソカールがロシアのガスプロムに代わる形で、アゼルバイジャン産の天然ガスを供給するとともに、ロシア産ガスを「アゼルバイジャン産」として欧州に送るという取引が浮上している。

アゼルバイジャンは、カスピ海に豊富な天然ガス資源を持ち、同国の経済は化石燃料に大きく依存している。

イルハム・アリエフ大統領は、石油と天然ガスを「神からの贈り物」と称賛し、西側メディアや気候活動家に反論した。

しかし、アゼルバイジャンから欧州へのガス供給にはパイプラインの容量が不足しているため、ロシア産ガスをアゼルバイジャン産として扱う必要が生じている。

ガスプロムは昨年、赤字を計上し、欧州の脱ロシア化が進む中で厳しい状況に直面している。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/cfd47dd8bc1ab8c00d1e929f94c6ca2496e153e4

ネットのコメント

コメントの内容は、プーチン大統領がアゼルバイジャン経由でのロシア産ガス輸送計画を進めることによって、欧州のエネルギー供給に新たな影響を及ぼす可能性があるというものでした。

特に、欧州各国が再生可能エネルギーの導入を進める中で、天然ガスや化石燃料への依存が続く現状が懸念されていました。

ロシアに対する制裁があっても、親ロシアの国々を経由することで、実際にはエネルギー供給が困難になっていないという意見もありました。

また、ウクライナロシアとの契約終了をちらつかせることで支援を求める難しさや、ウクライナ人の避難問題についても触れられていました。

さらに、日本がロシアからのLNG輸入を継続していることや、サハリン2プラントへの出資が日本のエネルギー供給に与える影響についても指摘され、他国の状況と日本の立場が対比されていました。

ロシアの地下資源の豊富さや、化石燃料の使用が避けられない現実も強調されており、アゼルバイジャンとの関係についても言及がありました。

このように、コメントは欧州と日本のエネルギー政策に対する関心や懸念を示す内容が多く寄せられていました。

ネットコメントを一部抜粋

  • ドイツをはじめヨーロッパでは原発廃止の動きから再生エネルギー関連発電所の新規導入が目白押しだが。

  • ソ連邦が崩壊してしまいましたがプーチン氏としてはそれが悔しくてならないのでしょう。

  • このことが欧州各国で報道されていればの話だけど、ウクライナロシアとの契約終了をちらつかせて支援を求めることができなくなるね。

  • 日本はロシアからLNG(液化天然ガス)を、継続輸入している。

  • ロシアに地下資源があり過ぎですね。

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