山梨県が富士山登山鉄道構想を撤回し、富士トラム導入を決定。通年営業や高級ホテル誘致を見直し、自然環境保護を重視する方針を示しました。
この変更は、自然環境への影響を最小限に抑えることを目的としており、富士吉田市の堀内茂市長が26日に報道陣に対して明らかにしました。
堀内市長は、長崎幸太郎知事との協議の中で、冬季を含む通年営業や5合目の高級ホテル誘致について見直す考えも示しました。
新しい交通システムの説明を受けた堀内市長は、実用化の可能性については不明としつつも、自然破壊を避ける輸送案が出たことを評価しました。
また、自動運転の電気自動車（EV）バス方式と比較する意義を強調しました。
長崎知事からは、通年営業を行わないこと、5合目の再開発を最小限に抑えること、高級ホテルの誘致を行わないことが提案され、これは富士トラムの導入に関連しています。
堀内市長は「富士山の自然を壊してはならない」という立場からLRTには反対していたものの、富士トラムに関してはその必要性を認め、今後の協議を進めていく意向を示しました。
この新たな交通システムの導入により、富士山周辺の自然環境を保護しつつ、観光の利便性を向上させることが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7628aa57cb9761be67ee5d8473d8eedf9164e322
コメントでは、富士山登山鉄道の撤回後に提案された新交通システムについて、賛否が分かれていました。
多くの意見が環境保護を強調しており、特に5合目の開発が中止されたことを評価する声がありました。
登山バスの代わりにEVバスを利用することが提案され、環境に配慮した形での観光を望む意見が目立ちました。
また、観光客の入場料を増やすべきだとの意見もあり、5合目に訪れる観光客からも料金を徴収することで、環境保護に貢献できるのではないかという考えが示されていました。
一方で、新交通システムの導入に対する懸念も多く、特に急勾配や悪天候に対する耐久性について疑問が呈されました。
トラムやLRTの導入が本当に富士山の環境に適しているのか、また運営が採算に合うのかという点で不安を抱くコメントもありました。
さらに、観光客の利便性を優先するあまり、富士山の自然環境が損なわれることを懸念する声もありました。
また、知事の意図や計画の透明性について疑問を持つコメントもあり、観光開発が地域経済にどう影響するのか、また自然環境とのバランスをどう取るのかが重要なテーマとして浮上していました。
全体として、富士山の自然環境保護と観光開発の両立を求める声が強く、今後の計画には慎重な検討が必要だとの意見が多く見られました。
ネットコメントを一部抜粋
5合目の開発が無くなったのは良かった。
観光客506万人からも入山料を取ればいい。
スバルラインをバス専用にすればいいだけの話では？
世界遺産として将来的にも保全して行く事に注力するのが最優先。
登山者減らすなら自動運転電気バスで充分だろう。