米政府がウクライナ戦争に派遣された北朝鮮軍の死傷者を初めて確認し、韓国政府は独自の制裁を発表。国際的な圧力が強まる中、北朝鮮の軍事活動に影響が出る可能性がある。
要約すると米政府は16日、ウクライナ戦争に派遣された北朝鮮軍の一部で死傷者が出たと発表した。
これは、北朝鮮軍の派遣が確認されてから初めての言及であり、米国はこれまで慎重な姿勢を保っていた。
北朝鮮軍の派遣が初めて確認されたのは10月23日で、当時ロイド・オースティン国防長官は、彼らの活動については見守る必要があると述べた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、北朝鮮が約1万人をロシアに派遣する準備をしていると明らかにし、韓国の国家情報院も北朝鮮軍の移動を確認した。
米国は、北朝鮮軍が主にロシア軍の後方支援をしているとの見方を示していたが、最近では最前線でロシア軍と共に戦闘に参加しているとの認識に変わった。
米国防総省の報道官は、北朝鮮軍がロシア軍と共に戦い始めたのはおそらく1週間ほど前であると述べたが、現在もクルスク州に限られていると考えている。
一方、韓国政府は、北朝鮮の高官に対する独自の制裁を発表し、ウクライナ戦争に関与した個人や機関を制裁対象に指定した。
米国とEUも対北朝鮮制裁を発表し、金融・軍事支援を行った個人や団体を制裁対象とした。
これにより、北朝鮮の軍事活動に対する国際的な圧力が強まることが予想される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/77f4618e959b9ab37784a48b26b92e2ede5c675b