中国の自動車市場でレクサスが大幅値引きを実施し、外資系高級ブランドが厳しい状況に直面。特にドイツの「御三家」は販売台数が減少し、中国メーカーの台頭が影響。
特にトヨタの高級ブランドであるレクサスは、主力セダン「ES」の値引きが大幅に行われており、1台あたりの値引き額は130万円前後に達しています。
2024年の販売台数は前年より増加したと発表されていますが、具体的な数値は公表されておらず、2023年の販売実績は18万1400台でした。
この増加は、かつてない大幅な値引きによるもので、レクサスはかつての人気を取り戻すために苦労していることが伺えます。
さらに、ドイツの高級車ブランドであるメルセデス・ベンツ、BMW、アウディの「御三家」は、状況がさらに厳しく、いずれも前年比で販売台数が減少しています。
具体的には、メルセデス・ベンツは7%減、BMWは13.4%減、アウディは10.9%減となっています。
この背景には、2021年頃からの急速なEV(電気自動車)シフトがあり、特に中国メーカーがこの変化をリードしています。
2024年には新車販売台数に占めるEVおよびPHV(プラグインハイブリッド車)の比率が5割を超え、外資系メーカーは市場シェアを大きく落としています。
高級車セグメントでも、かつては外資系ブランドが独占していましたが、今では中国メーカーが台頭し、エンジン車の販売台数は全セグメントで前年割れを記録しています。
このような状況において、外資系ブランドは新たな戦略を模索する必要があります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/340490bb008c73ce457ed29128cbb3d87fec9893
コメントでは、中国自動車市場における外資系ブランドの厳しい現状が多くの意見として表明されていました。
特に、日本車がこれまで中国市場で人気を持っていたのはその品質の高さによるものでしたが、最近では中国車の品質が向上し、日本車と大差ないレベルに達していると指摘されました。
これにより、今後は日本車を始めとする外資系ブランドが中国市場でさらに厳しい競争に直面することが予想されました。
また、庶民が日常的に使う自動車としての国産車の需要が高まる中で、外資系ブランドの高級車はそのシェアを失いかねないという意見もありました。
さらに、EV(電気自動車)やPHV(プラグインハイブリッド車)の人気が高まる中、外資系ブランドは新たな顧客層を獲得する難しさに直面していると考えられました。
中国の経済状況や消費者の購買力の低下も影響しているとの意見もあり、全体的に外資系ブランドの見通しが甘いとの指摘がありました。
中国市場における競争が激化する中、自国のオリジナルメーカーが力をつけてきたことは明らかであり、今後の戦略が求められる状況であると感じられました。
ネットコメントを一部抜粋
日本もかつてたどった道。
庶民が日常で使う道具としての自動車が普及してくれば、高価な高級車のシェアは落ちていくのは自然な成り行きでしょう。
中国車の品質も日本車と大差は無いレベルまで来ていると思います。
中国は国を挙げてバッテリーEVを増産してるわけだから、ガソリン車が苦戦するのは当然。
国全体が後退してんだから今まで通り売れると思ってるのがおかしい。