1991年から2000年の自動車業界の失敗作を紹介。マツダ、ジャガー、ACのモデルが市場で苦戦した理由を探ります。
まず、マツダの「サン・ペンザ」は、南アフリカ仕様の6代目マツダ323(ファミリア)で、英国市場において安価なハッチバック車として販売されましたが、競合車両の装備の充実度に対抗できず、わずか2年で市場から姿を消しました。
次に、ジャガーの「XJ220」は、当初のV12エンジンからV6ターボの後輪駆動車に変更されるなど、設計段階で多くの問題に直面しました。
最終的には274台が生産されましたが、価格引き下げが必要となり、プロジェクト全体が費用対効果の面で厳しい結果となりました。
最後に、ACの「ブルックランズ・エース」は、初期のコンセプトから変更され、V8エンジンを搭載しましたが、外観の期待に反して性能が不足し、アストンマーティンDB7と同価格であったため、顧客の関心を引くことができず、総生産台数はわずか58台にとどまりました。
これらの事例は、自動車業界における市場の競争の厳しさや消費者ニーズの変化を浮き彫りにしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/67ea4fdf531eb1e6e0eff9487fc571c35e4d9c5a
自動車業界の歴史的失敗作についてのコメントには、多くの興味深い視点が集まりました。
特に、読者は意外な車種が多く取り上げられていることに驚き、楽しんでいる様子が伺えました。
例えば、ファミリアやマキシマといった日本車が、海外市場ではあまり評価されなかったことについての意見がありました。
これらの車は国内では一定の人気を誇ったものの、英国などでは鳴かず飛ばずだったことが不思議だと感じた方が多かったようです。
また、XJ220については、販売数が少なかったものの、そのデザインには魅力があると評価する声がありました。
さらに、EV1の失敗は大きな転機となり、後のテスラに繋がる技術の礎となったことも指摘されました。
このように、失敗作とされる車たちの背景には様々なストーリーがあり、単なる失敗にとどまらない価値を見出す意見も目立ちました。
特に、過去の車が現在では希少価値を持つ存在になっていることに対する感慨や、デザインや性能についての批評が多く寄せられました。
全体として、失敗作についての再評価や、時を経て愛される存在への変化に対する興味が強く表れていました。
ネットコメントを一部抜粋
いつも楽しみに読ませて頂いている本シリーズですけど、今回はいつにも増して意外な車種が多く、大変興味深かったです。
特にファミリア、マキシマ、ロゴといった、地味ながらも国内ではそこそこ売れた日本車が、英国では鳴かず飛ばすに終わったことは、かなり不思議に感じたものです。
EV1は偉大なる大失敗だったけれど、ここで培われた技術と開発サプライヤーが後のテスラ立ち上げに大きく関わっていることを考えれば無駄ではなかった。
こうしたいわゆる不人気といわれるクルマも、時が経てば愛おしい存在に感じる。
自動車業界に長いが、失敗したなと思うのは三菱のGDIエンジン搭載車全て、あれはまだ完成してないエンジンでした。