日産自動車は経営統合協議の破談を受け、批判が高まっています。厳しい経営状況を打破するためには、商品力の向上や生産能力の見直しが急務です。
企業統治や経営判断の遅れ、グローバル戦略の失敗が指摘されていますが、単なるバッシングが日産の未来にどのような影響を与えるのか、冷静に考える必要があります。
日産の経営状況は厳しく、2024年上期の連結純利益は前年同期比で9割減少し、自動車事業のフリーキャッシュフローは4500億円の赤字に転落しました。
北米市場では商品力の低下を販売奨励金で補おうとしましたが、戦略は破綻し、中国市場ではEVシフトに遅れをとっています。
これらの課題を無視して「日産は終わった」と切り捨てるのは簡単ですが、その結果何が変わるのでしょうか。
日産の凋落は20年以上にわたる経営判断の積み重ねの結果であり、単純な批判では解決には至りません。
自動車ファンは「日産がどう生き残るか」という問いに真正面から向き合う必要があります。
日産は今後、自社の力での立て直しが求められ、リストラやコスト削減だけでなく、事業の再構築が不可欠です。
日産が直面する課題は大きく三つに整理されます。
商品力の低下、生産能力の過剰、技術開発の遅れです。
特に、北米市場での競争力が不足しており、電動化戦略の明確化が求められています。
日産の特徴を再定義し、楽しさと革新性を兼ね備えたモデルの投入が必要です。
また、生産能力の過剰も問題で、固定費の増大が収益を圧迫します。
工場閉鎖やリストラだけでなく、生産拠点の再編や他社との協業を進めることが重要です。
台湾の鴻海との協力や三菱との連携強化が有効な選択肢として挙げられています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/507015e92fd9d5bb07661bd919ed9ee2c220253a
日産自動車に関するコメントは、経営再建の道筋やブランドイメージの悪化に対する懸念が多く寄せられました。
ユーザーは、日産の車両価格が高く、顧客のニーズに応えられていないと感じており、特に新型車の投入が遅れていることに不満を持っていました。
また、経営陣の判断力や商品力の低下が指摘され、消費者からの信頼を取り戻すためには、経営陣の刷新や現場の声を反映させることが不可欠だとの意見が多く見受けられました。
さらに、日産の名車の復活や、消費者が求める車の開発が急務であるとされ、特に小型セダンや新しいハイブリッドモデルの投入が期待されていました。
全体として、日産の再建には根本的なリストラクチャリングや、顧客の声に耳を傾ける姿勢が求められていると感じられました。
ネットコメントを一部抜粋
本当にリソース集中するならどれかの商品軸を諦めることが求められると思います。
走る楽しさや革新性は必要無いと思いますよ。
これまでもディーラーを通して顧客の要望とかは本社に上がってたと思います。
日産には頑張ってほしい。
ただ、ホンダと日産は車両価格が高い。
自家用車の買い換え時には他のメーカー車種も検討のために比べてみますが。