2023年10月の新車販売が前年同月比1.2%増加。トヨタは10カ月ぶりのプラス成長を記録し、軽自動車は減少傾向が続く。
この増加の要因として、認証不正問題により生産が停止していた車種の生産再開が挙げられ、市場に新たな車両が供給されることでプラス効果が出たとされています。
特に登録車は前年同月比で6.6%増の25万9132台に達し、トヨタ自動車は2023年12月以来10カ月ぶりにプラス成長を記録しました。
トヨタは同8.5%増の13万4949台を販売し、9月に生産を再開した車種が寄与したと考えられています。
乗用車は同7.8%増の23万1474台で、SUBARU、レクサス、三菱自動車を除く6社が前年を上回る結果を出しました。
一方、貨物車は同3.1%減の2万6858台で、三菱ふそう・トラックバスが同4.2%減少しましたが、いすゞ自動車、日野自動車、UDトラックスの3社は2ケタ増を記録しています。
バス部門は同9.4%増の800台となりました。
自販連は今後の見通しについて「新型モデル投入がどう作用するか期待している」と述べています。
軽自動車は同7.3%減の14万3178台となり、ダイハツ、ホンダ、マツダ、日産、トヨタの5社が前年を下回りました。
全軽自協は、10月末からダイハツの複数車種で法規対応の生産停止が始まることや新型車効果が一巡し、見通しは不透明だと分析しています。
特にスズキは新型「スペーシアギア」の発売により、スペーシアシリーズ全体で大きな成長を見せ、アウトドア系の追加モデル投入による市場活性化に期待が寄せられています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0c8c37f0e2c5570c9506c213e4bd7cf26f7391f7