ホンダの新しい軽商用EV「MEV-VAN」は、充電待ちゼロを実現する着脱式バッテリーを搭載し、商用車の電動化を進める重要なモデルです。
このモデルは、ホンダの軽商用車「N-VAN」をベースにしており、内燃機関を排除し、独自の着脱式バッテリーシステム「Mobile Power Pack e(MPP)」を搭載しています。
このMPPは、1ユニットで1.3kWh以上の電力を蓄えることができ、バッテリーが切れた際には充電ステーションに移動する必要がなく、ただバッテリーを交換するだけで再稼働できる利便性を提供します。
これにより、商用車としての実用性が大幅に向上しています。
MEV-VAN Conceptは、最大8個のMPPを床下に収納でき、航続距離は約75km、最高出力は14kW、最大積載量は250kgと、軽商用車としての性能を十分に発揮します。
さらに、ホンダは2023年11月からヤマト運輸と協力し、このモデルを使用した集配業務の実証実験を開始する予定です。
この実証実験では、商用EVとしての実用性や運用効率が検証され、得られたデータを基にさらなる改良が進められるでしょう。
ホンダは2050年までにカーボンニュートラルを達成する目標を掲げており、MEV-VAN Conceptはその取り組みの一環として、再生可能エネルギーの普及や電動モビリティの実現を目指しています。
現時点では市販化の計画は発表されていませんが、このモデルが商用車の電動化において重要なステップとなることは間違いありません。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4b053d4e2f8f91216b5a1656845201dca32ce502
ホンダの新軽商用EV「MEV-VAN」に関するコメントでは、バッテリー交換システムに対する様々な懸念が表明されていました。
特に、バッテリーの交換に伴う労力やコスト負担について、多くのユーザーが疑問を持っていました。
例えば、誰がバッテリー交換の手間を負担するのか、古いバッテリーと新しいバッテリーの交換における信頼性の問題が挙げられています。
また、バッテリーを持ち歩くためのスペースが必要になることや、実際の走行距離が公表されている数値よりも少なくなるのではないかという懸念もありました。
さらに、充電方法や家庭用電源での充電の可否についても疑問が浮かんでいました。
技術的な発想は良いものの、実用性に対する懸念が多く、現実的な問題として捉えられているようです。
加えて、EVの充電時間が短縮されることは難しいとの意見もあり、消費者が求めるのはガソリン車と同等以上の効率性であると強調されています。
バッテリーの管理や環境負荷についても心配があり、リサイクル技術の進展が求められています。
全体として、技術の進歩には時間がかかるという現実を受け入れつつ、慎重な姿勢が必要であるとの意見が見受けられました。
ネットコメントを一部抜粋
問題点は、バッテリーを交換する労力をだれが負担するのかという点と
交換するだけと言うけど交換用バッテリーを持ち歩くならそのスペースも必要だし、
みなさん、自分の思いが叶うほど、思い通りになるほど、技術の進歩は早くありませんよ。
モビリティショーで見たけど、真っ先に頭を過ぎったのは、商用車でバッテリーの上がデッドスペースになる事。
重さがバッテリー1個10㌔以上したと思います。
これを8個交換する作業をドライバーがやるの大変ですよね…