韓国では「ハコモノづくり」、特に空港建設が政治的な公約として重要視されている。しかし、国土が狭いにもかかわらず、すでに15の空港が存在し、そのうち11が営業赤字を抱えている。特にコロナ禍以降、税収の減少と赤字財政が深刻化する中で、尹錫悦政権は新たな空港建設を進めざるを得ない状況にある。韓国の面積は日本の北海道よりわずかに広い程度で、北西の仁川から南東の釜山までの距離は400キロほど。これに対して、北海道には14の空港が存在するが、韓国の空港の多くは利用客が少なく、実績が乏しい。例えば、務安空港は年間992万人の利用を予測していたにもかかわらず、実際にはわずか24万6000人にとどまった。このような状況にもかかわらず、地域の声は「新空港を作れ」と高まっており、地方財政が未熟なため、国費での空港建設が続いている。さらに、全羅北道のセマングム干拓地では新空港の建設が進められているが、すでに近隣に空港が存在するため、その必要性が疑問視されている。韓国は「飛行場大国」となりつつあるが、国家経済はその過剰なハコモノ建設によって危機に瀕している。政治的な決断が求められる中で、国力は低下の一途をたどる可能性が高い。
経団連の十倉会長は、22日の会見で石破総理が提唱した「最低賃金2020年代に1500円」という目標について懸念を表明しました。十倉会長は、この目標が「達成不可能であれば混乱を招くだけ」と警告し、最低賃金の設定が法律であることを強調しました。彼によれば、経団連と連合が進めている賃上げは「運動論」として位置付けられる一方で、最低賃金は法的な義務であり、達成が困難な場合には社会に混乱を引き起こす可能性があると述べました。このため、政労使の間での十分な対話が必要であり、無謀な議論は避けるべきだと指摘しました。また、石破政権は最低賃金の引き上げを掲げていますが、経済同友会はその達成を3年以内に求める意向を示しています。このように、最低賃金の引き上げに関する議論は、経済界や労働界の間で活発に行われており、今後の政策形成に大きな影響を与えることが予想されます。十倉会長の発言は、経済の安定を重視する視点からのものであり、賃金引き上げに対する慎重な姿勢が浮き彫りになっています。
最近、北朝鮮がロシアに労働者を派遣し、ウクライナの占領地で再建作業を行っているとの報道がありました。ラジオ・フリー・アジア（RFA）によると、ウクライナ軍の特殊作戦部隊傘下の民族抵抗センター（CNR）は、北朝鮮の労働者がロシアが一時占領しているウクライナの地域で建設作業に従事していることを明らかにしました。特に、これらの作業には特定防空網構造物の工学装備作業が含まれています。CNRは、北朝鮮の労働者の多くがロシア建設現場での経験を持ち、一定期間ウクライナの占領地で働いた後、ロシアに戻ると説明しています。この労働者の派遣は、プーチン大統領と金正恩国務委員長との間に結ばれた新しい協定に基づいていると見られています。昨年9月の首脳会談において、ロシアは北朝鮮にドネツィクとルハンシクに外交公館を開設するよう説得したとされ、これらの機関の主要任務は北朝鮮労働者を占領地に送って建設作業に従事させることにあるとされています。また、ロシア外務部は、ドネツィクとルハンシクの一時占領地に外交代表事務所を設立し、外国人労働者の誘致を進めていますが、これを裏付ける具体的な証拠は確認されていません。さらに、北朝鮮軍のロシア派兵についても言及されており、ウクライナの秘密情報部員は、北朝鮮軍の存在に気づかなかったとしています。米国務省は、北朝鮮軍派兵の報道について確認はできないものの、事実であれば非常に懸念すべき事態であるとし、ロシアの切迫した状況を示すものと解釈しています。今後、ウクライナおよび同盟国とこの問題の影響について協議を続ける意向も示されています。
現代の知の巨人、ティム・インゴルドが手がけた著書「人類学とは何か」が重版されることが決まりました。この書籍は、彼の思想の核心を捉えた最良の人類学入門書とされており、アバディーン大学の教授であるインゴルドは、1976年にケンブリッジ大学で博士号を取得し、以来、ヘルシンキ大学やマンチェスター大学を経て、1999年からアバディーン大学で教鞭を執っています。インゴルドは、現代思想やアートなど多岐にわたる分野に影響を与え続ける存在であり、彼の著作は常に注目されています。本書は、彼の専門的な知識を基に、一般読者にも理解しやすく人類学の基本概念を紹介しています。インゴルドの著作には、『ラインズ―線の文化史―』や『メイキング―人類学・考古学・芸術・建築―』などがあります。翻訳には、立教大学の奥野克巳教授と宮崎幸子さんが関わっており、彼らの専門的な視点が本書に深みを与えています。人類学に興味がある方や、これから学び始めたいと思っている方にとって、インゴルドの「人類学とは何か」はまさに必読の一冊と言えるでしょう。重版決定のニュースは、彼の思想がますます多くの人々に広がることを示唆しています。
女優の新木優子（30）が、シャンパーニュメゾン「ペリエ ジュエ」のジャパンアンバサダーに就任したことを発表した。22日に東京都内で行われた就任発表会では、彼女の自然に対する思いが語られた。新木は、ペリエ ジュエを象徴するジャパニーズ・アネモネ（秋明菊）をモチーフにした清らかなドレスを身にまとい、華やかな姿で登場。新木は「ペリエ ジュエ」のシャンパンを自然の中で楽しむことに対する思いを述べ、「緑や花に囲まれて飲みたい」とコメント。特に「ロマンチックなシチュエーションも合うんじゃないか」と、シャンパンを楽しむシーンを想像しながら語った。また、自然に触れる機会について尋ねられた新木は、「自然が大好き」と語り、仕事の合間や休日にはドライブで自然豊かな場所に出かけることを明かした。彼女は特に「海よりも山だったり川に行くのが好き」とし、その土地の自然を感じることが心の癒しになっていると話した。新木のこのような自然への愛情は、ペリエ ジュエのブランドメッセージ「自然との共存」ともリンクしており、彼女のアンバサダーとしての役割が期待される。新木優子の出演する日本限定のムービーも、公式ウェブサイトやSNSで同日から公開されており、彼女の新たな魅力が詰まった内容となっている。
アイホンは2023年10月16日に、同社のIPネットワーク対応インターホン「IXシステム」と「IXGシステム」にセキュリティ上の脆弱性が存在することを発表しました。この脆弱性は、2013年12月から販売されているIXシステムの一部および2020年5月から販売されているIXGシステムの一部に影響を及ぼします。具体的には、攻撃を受けると保存されているデータが流出したり、機能が失われるリスクがあるとされています。アイホンによると、2023年10月18日現在、同社に被害の報告は寄せられていませんが、利用者には早急な対応が求められています。対象となる製品は多岐にわたり、IXシステムのモニター付きインターホン端末やカメラ付きドアホン、ドアホン端末、受話器端末などが含まれています。また、IXGシステムではカメラ付ゲート端末やゲートウェイアダプター、リレーアダプターなどが該当します。これらの製品を使用しているユーザーは、アイホンの公式ウェブサイトから最新のファームウェアをダウンロードし、適用することで脆弱性を解消することが推奨されています。セキュリティ対策の一環として、早めの更新が重要です。
千葉県で発生した強盗事件に関する報道によると、逮捕された高梨謙吾容疑者（21）が、千葉県市川市での強盗致傷事件に関与していることが明らかになりました。この事件では、女性が一時的に連れ去られた上に負傷するという痛ましい状況が発生しました。さらに、捜査関係者の情報によると、高梨容疑者は前日に同県白井市で発生した強盗傷害事件にも関与していることを認めており、二つの事件には共通点があるとされています。両事件とも、年配の母親とその娘が狙われており、県警は容疑者が「闇バイト」に応募し、強盗を指示された可能性があると見ています。白井市での事件は16日未明に発生し、複数の犯人が70代の母親と40代の娘に対して暴力を振るい、現金約20万円と軽乗用車を奪いました。高梨容疑者は、その翌日である17日未明にも市川市の住宅に侵入し、母親が留守中の50歳女性を襲撃し、負傷させた疑いがあります。容疑者は18日に神奈川県内の警察署に出頭し、自らの関与を申し出たとのことです。県警は、家族構成を考慮して侵入先が選ばれた可能性についても調査を進めています。
2023年10月21日、アメリカ・テキサス州ヒューストンで、飛行中のヘリコプターが無線塔に衝突し、墜落するという痛ましい事故が発生しました。この事故では、搭乗していた4人全員が死亡し、無線塔も倒壊しました。事故の瞬間はカメラに捉えられており、ヘリコプターが順調に飛行しているように見えた直後に、突然大きな光が広がり、爆発のような様子が映し出されました。墜落現場では火災が発生しましたが、幸いにも地上にいた人々に被害はなかったと現地当局が報告しています。ヘリコプターは墜落現場近くの空港を出発し、遊覧飛行を行っていたとされています。この事故を受けて、国家運輸安全委員会（NTSB）が事故原因の調査を開始しました。事故の詳細や原因については、今後の調査結果を待つ必要がありますが、今回の悲劇は多くの人々に衝撃を与えています。
横浜ＤｅＮＡベイスターズは、石川達也投手（26）との来季の契約を結ばないことを22日に発表しました。石川は横浜市出身で、横浜高校から法政大学を経て、2020年に育成ドラフト1位で入団。彼は2年目の2022年6月に支配下登録され、その年には3試合に登板しました。2023年シーズンには自己最多の28試合に登板し、0勝0敗3ホールド、防御率1.97という成績を残しました。しかし、今季は15試合に登板し、0勝0敗2ホールド、防御率1.93にとどまり、5月下旬に出場選手登録を抹消されて以来、一度も昇格することはありませんでした。さらに、下園辰哉2軍打撃コーチ（39）も退団することが決まりました。下園コーチは現役時代に2007年から2017年まで横浜一筋で活躍し、2020年には2軍打撃コーチとして古巣に復帰していました。これらの人事は、来季に向けたチームの再編成を示唆しています。
